先日、自転車で近くの図書館に行ったのですが、家を出てほんのちょっと進んだところでざざぶりのにわか雨にあってびっしょり濡れてしまいました。嫌な予感はしてたんです。空がなんだか暗くて、どこかでゴゴゴゴって音も聞こえてたし。ときどきピカッと光ってました。でも相変わらずな私は「あとちょっとだけは待ってくれるはず!」なんて勝手に決めて、強行して出発してしまいました。

それはそれはひどかったです。「スコールか?」というくらいの豪雨で、まるで服を着たまま川で泳いできた人のような、あるいはなんかの妖怪のような格好で図書館にたどり着いたときには、皆さん怪訝な顔を私に向けたのでした。

悔しいことに、私が図書館の玄関のすみで水をたっぷり吸い込んだ服を絞っていると、あれだけ叩きつけるように降っていた雨がなぜかピタッと止まって、空はみるみるうちに晴れていきました。さっきまでの重っ苦しい雲が嘘のようにどっかに行ってしまったのです。ゴゴゴという音が申し訳程度に遠くで聞こえて、それもすぐに小さくなっていきました。「どうして・・・(泣)」まるで私だけを狙い撃ちするためにやってきたんでしょうか?

図書館の中で私だけがぐしょ濡れの異邦人で、みんな見て見ぬ振りをしてくれていましたが、そりゃあ感じていましたとも。哀れみというのか、好奇心というのか、何か得体の知れない注目が私にビシビシと集まっているのを。私はコソコソとカウンターに並んで、カバンから本を取り出して返却したのでした。本が濡れていなかったのがせめてもの救いでした。

ええ、私が悪いんです。だって出ようとしたときにすでにゴゴゴゴって聞こえてたんですから。普通は止めますよね。それか傘を持って歩いて行きます。でも私は自転車で強行してしまったのです。私が悪いんです・・・。でも、でもですよ? その日は天気予報では「快晴」の日だったんですよ! それで私も、「なんか音が聞こえるけど、天気予報が快晴なんだから、もし降ったとしても私のせいじゃない」なんてよくわからない理屈をこねて出て行ってしまったんです。

天気予報に責任をなすりつけたところで雨に濡れるのは変わりないのですからおかしな話ですよね。実際雨に濡れてしまったわけですが、このやるせない思いは自分で引き受けるしかないのです。でも私は「天気予報めー!」という気持ちで、天気予報に理不尽に当たることにしました。具体的に言うと、天気予報を信用することをやめて、雨雲の動きをチェックすることにしたのです。

天気予報って普通は3時間ごとのざっくりした天気しかわからないでしょ? しかも○○県西部の天気とか、△△区の天気とか、場所も超ざっくりです。でも雨雲の動きを見てるとありありと分かるんです。私の家から図書館の間なんてローカルすぎるエリアの上空に雲がないかチェックできます。地図上に雲の動きがマップされてるのでそれができるのです。

ほとんど雲がない日にも局所的に雨雲が発生してるときがありますよね。そういうのがよくわかります。「きっとあそこに私のような人がいるんだわー」とかグヘヘヘ的な笑顔を浮かべながら見ています。いや、そんなことばかりしてるわけじゃないですよ! 「30分くらい待てばこの雲が行ってしまうからそれから家を出よう」みたいな予想が立つようになるのが良いんです。「もしあの日にこれを知っていれば・・・」と今でも思います。私はきっと待っていたでしょう。雨雲が通り過ぎるのを。そして図書館で冷ややかな視線を集めることもなかったはずです。

こんな感じで、ちょっと知ってるだけでぜんぜん違うものってけっこうたくさんあるような気がしています。とっても便利なので、皆さんもぜひ使ってみてください! そして「こんな便利なもの知ってるよー」というのがあったらぜひ私にも教えてくださいね!